タイ・アマーヴァシャー・プージャーは、タミル暦のタイ月(1月〜2月)のアマーヴァシャー(新月)に行われる先祖供養のためのプージャーです。
この新月は、太陽が北半球に回帰するウッタラーヤナを迎えての最初の新月となります。
太陽は山羊座にあり、この期間は「天国の夜明け」と呼ばれます。
この時にタルパナと呼ばれる先祖供養の儀式を行うことで、人生を新たにするための先祖の祝福を豊かに受け取ることができると伝えられます。
インドでは、先祖の祝福なしに人生において前進することは非常に難しいと伝えられることがあります。
亡くなった先祖の魂は、神と同等の高貴な存在であり、タルパナの供物に値するともいわれます。
先祖は、聖典に従った特別な祈りの供物によって礼拝される時、最大の恩恵を施す存在になると信じられています。
タイ・アマーヴァシャーは、先祖のカルマとして知られるピトル・ドーシャの影響を軽減する重要な新月のひとつでもあります。
先祖のカルマによる苦難は、タルパナを実施しないことでも生じ、それは人生に大きな影響を与え、長期にわたる病気、家庭での不調和、キャリアの遅れ、経済的な不安定、子孫関連の問題として現れることがあると伝えられます。
この日は、断食をしたり、一日一食の食事をしたりして、先祖への祈りを捧げることが勧められています。
このタイ・アマーヴァシャーの吉日に、以下の寺院において、アルチャナ(神前において僧侶が名前を奏上する儀式)を実施します。
■プージャー(アルチャナ:神前において僧侶が名前を奏上する儀式)実施寺院■
・ラーマナータスワミ寺院(ラーメーシュヴァラム)
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