飛躍的な経済発展にともなって、現在、インドに多くの注目が集まっています。
安価な労働力と、ポテンシャルを秘めた市場を開拓するため、インドに進出する企業も少なくなく、その可能性については、世界中でさまざまな議論がなされています。
しかし、インドを真に理解するためには、その精神文化を抜きにして語ることはできません。
インドの経済発展を支えている教育、社会、政治、文化等の背景には、全人口の7割以上を占めるヒンドゥー教があります。
その思想は、広く庶民に浸透し、生活の一部となって、今なお、古くから伝わる多くの風習をいたるところで目にすることができます。
たとえば、インドの多くの家庭では、ガネーシャをはじめとした、ヒンドゥー教の神々に、日々祈りが捧げられています。
そして、町や村では、毎月のように、神々を崇めるための盛大なお祭りが行われています。
また社会的・政治的リーダーである人々は、聖典に精通した精神的教師のもとを訪れ、教えを請うことも珍しくありません。
これらは、たとえば、わたしたちが神社に行くと、自然と両手を合わせるように、何の違和感もなく、インドではごく自然に行われています。
文化が違うと、習慣も違ってきます。
日本の生活様式に慣れ親しんだわたしたちが、異文化の習慣に触れると、驚かされることも少なくありません。
しかし、それは逆に言えば、新しい発見であり、新たな文化に触れることのできる楽しみです。
そのようなインドの精神文化に触れ、楽しみ、新たな発見ができるよう、弊社では、手軽に手にし、体験することができるインド雑貨として、皆さま方に、インドの精神文化を支える商品をご紹介させていただいております。
かつては長い船旅を通じて、苦労して手に入れた教典は、現在ではインターネットを通じてかんたんに入手できるようになりました。門外不出とされていたサンスクリット語のマントラの数々も、インターネットを通じてだれもが試聴可能となっています。
それとは裏腹に、現代では心に病を抱えた人々が増え続けています。
究極の癒しを求めて、遠い彼の地に行く必要がなくなったにもかかわらず、古代より言い継がれてきた、宝珠の数々に気づかずに過ごしている人々も多いと思われます。
弊社では、そのようなインド古代の叡智を紹介できるような品々を扱っております。
弊社で扱っている商品は、日本の生活様式に慣れ親しんだ人々から見ると、「あやしい」と思われる商品も多いかもしれません。
しかし、日本においては、お寺では日々お経が唱えられ、神社では手を合わせて願い事をし、神棚には御札を祀り、仏壇ではお線香を焚き、冠婚葬祭では数珠を手にするように、これらの品々は、インドの人々からすると、ごくありふれた、生活様式の一部となっているものばかりです。
商品の解説も、できるだけインドで一般的に言い伝えられていることを中心として、その精神的背景に触れられるような構成を心がけています。
弊社の品々を通じて、皆さまが少しでもインドの精神文化を理解する一助なれば幸いです。
また弊社創設趣旨の都合上、ヒンドゥー教の商品を中心に扱っておりますが、とくにヒンドゥー教をすすめているものではありません。
むしろ、日本人であれば、日本人の習わしがあるように、インドの聖典等においても、自身の宗教や理念を尊重するようにすすめられています。
弊社は、特定の理念や信条を押しつけるようなことはなく、またその目的のために個人情報を第三者に漏洩するようなことはございませんので、ご安心してご利用いただければ幸いです。
インドの精神文化を支える伝統の品々を、皆さまに紹介し、その背景や思想を理解していただけることを喜びとしております。
皆さまのご利用をこころよりお待ちしております。