ルドラークシャとは、ルドラ(シヴァ)の目という意味で、宇宙の力の最高の顕現とされています。つまり、ルドラークシャは、礼拝すべき対象であり、より高次の自己につながるための源ともされています。ルドラークシャは、天地を結び付ける象徴とも信じられています。
ルドラークシャ・ビーズは、ルドラークシャの木の実からとられます。ルドラークシャの学名は、ELAEOCARPUS GANITRUS ROXB、英語名は、UTRASUM BEAD TREEとなります。
ルドラークシャの木は、主として、ジャワ島やスマトラ、ボルネオ、バリ、イラン、ティモール(インドネシア)の東南アジアと、インド・ネパールの一部に見ることができます。
ルドラークシャの木の約70%はインドネシア、25%はネパール、5%がインドで見ることができます。東南アジアやインド・ネパールでは、民間療法の一種としても古くから活用されてきました。そして恩寵を授かるビーズとして、ルドラークシャは広く知られています。インドネシアの種(Elaeocapus Ganitrus)を起源として、現在では、ネパールとハリドワール、スリランカ、マレーシアまで繁殖しています。
ジャワ産3面ビーズ |
ジャワ産7面ビーズ |
ジャワ産14面ビーズ |
ジャワ産、ネパール産ビーズともに、区画ははっきりとしています。 | ||
ネパール産3面ビーズ |
ネパール産7面ビーズ |
ネパール産9面ビーズ |
インドネシアのルドラークシャ・ビーズは、ジャワ・ビーズと呼ばれ、ネパール産のものと、次のような共通点があります。
尺度 | コメント |
中の空洞 | 両方とも、ビーズの中央に空洞があり、自然な穴ができています。ドリルで無理矢理掘らなくても、簡単に貫通させることができます。 |
種の数 | 両方とも、面のラインと同数の種があります。2面には2個、8面には8個、14面には14個の種が入っています。 |
面数の範囲 | 両種の木とも、1面から21面以上、ガネーシャ・ビーズ、ガウリー・シャンカラ・ビーズ、サヴァール・ビーズ、トゥリジュティ・ビーズなど、多種多様な面数のビーズを生成します。 |
こういった特徴は、ハリドワール産、南インド産、スリランカ産のルドラークシャの木には見られません。自然な空洞もなければ、面数も豊富ではありません。例えば、1面半月型、2面、3面のようなビーズはよくでき、4、5、6、7、8面のビーズはほとんど見られません。それ以上の面数は、できないとも言われています。
「ネパール産ビーズより小さいジャワ産ビーズから、より強い衝撃を実際に受けたことは、驚きました。ネパール産ビーズからのエネルギーはとてもはっきりしていましたが、それとはまた違うようです。音楽に例えると、音は同じでも、オクターブが違うような感じでした。赤珊瑚とよく似たエネルギーだったことも興味深いです。これは、もちろん3面は火星ということもあったのです。すべてつじつまが合います。さらに、それぞれの効果の違いは、7面と14面を比べた時のように、非常に顕著です。 この経験は、私に大きな確信を与えました。面数の違いは、とても重要なのです。ネパール産ビーズの代わりに、ジャワ産ビーズを身につけても何も困ることはありません。ネパール産ビーズは、見た目は強い印象を与えます。私の身体は、ジャワ産の数珠を身につけていたときからそれに同調しているので、ネパール産ビーズよりジャワ産ビーズの方からより強いエネルギーを感じます。」
※ビーズの使用感には個人差があります。
ネパール産ビーズは、ジャワ産ビーズよりもサイズが大きく、表面には大きな凹凸があり、溝のラインは、頭から尻まではっきりしています。ネパール産ビーズのサイズは、およそ14mm〜40mmで、平均は20mm程度です。
ジャワ産ビーズの大きさは、ネパール産ビーズよりもより小さく、表面はなめらかです。面は、白いラインのように見え、溝も深くはありません。ジャワ産ビーズのサイズは、およそ2mm〜20mmで、平均は12mm程度です。
ルドラークシャ・ビーズの価格は、需要と供給に基づいています。組織化された農場が少ないため、供給は限られ、また需要によって価格が変化します。現在では、ルドラークシャの価値が広く知られるようになり、ネパール産ビーズの値段は、年々高騰しています。ジャワ産ビーズは、それほど高騰していないため、現在は比較的リーズナブルな価格になっています。