ヨーガ・ヴァーシシュタは、ラーマ神と霊的な師であるヴァシシュタとの対話として構成されている聖典です。
この対話では、霊的な成就の道に関する教えが深く掘り下げられ、物語や神話を組み合わせながら、複雑な概念や深遠な真理が分かりやすい方法で示されています。
ヨーガ・ヴァーシシュタは、ラーマーヤナを編纂したヴァールミーキによって記されたと伝えられます。
約30,000の詩を含んでおり、古代インドにおけるもっとも長い聖典のひとつに数えられます。
ヨーガ・ヴァーシシュタは6巻から構成されます。
1巻では、人生の本質や人間の苦しみに対するラーマ神の苦悩が描かれます。
2巻では、ラーマ神の人格を通して、解放への願望と解放を求める人々の気質、精神的な面での自己努力の必要性が説かれます。
3巻では、すべての創造物の誕生とともに、ラーマ神の霊的側面の誕生について説かれます。
4巻では、世界の性質と、多くの神話を通じて不二一元論の考えが説かれます。
5巻では、瞑想と個人を解放するその力について論じられます。
6巻では、悟りを開き至福に満ちたラーマ神の状態について説かれます。
ヨーガ・ヴァーシシュタは、アドヴァイタ・ヴェーダンタの包括的な概要を示しながら、瞑想や霊的実践に関する実用的な指示をも示し、多くの霊的指導者や思考家、探求者に影響を与えてきました。
その教えは、インドの哲学や霊性におけるさまざまな学派の基盤を形成してきています。
この冊子は、ヨーガ・ヴァーシシュタの要約がヒンディー語で挿絵とともにまとめられています。
デーヴァナーガリーの学習のために、または祭壇にお祀りしたり、お守りとしてお持ちいただくことができます。
ページ数:608ページ
重量:約1142グラム
サイズ:27.00cm x 21.00cm x 2.50cm
出版社:Gita Press, Gorakhupur, India