インドではヴィシュヌ神9番目の化身とされる仏陀の座像です。色鮮やかな石細工が美しく、アバヤ・ムドラーの中で、心の寂静を象徴する穏やかな表情で座す仏陀の姿が際立ちます。
仏陀が結ぶさまざまなムドラーの中に、「施無畏印」といわれる「アバヤ・ムドラー」があります。アバヤ・ムドラーは仏陀だけでなく、ヒンドゥー教の多くの神々が結ぶムドラーでもあり、「恐れのない」ムドラーを意味しているといわれます。このアバヤ・ムドラーと仏陀の間には、ある言い伝えがあります。
多くの帰依者を従えるようになった仏陀は、ある時、嫉妬深い従兄に殺害を企てられます。従兄は暴れ狂う一匹の象を、仏陀の歩く道に放しました。目の前にこの象がやって来た時、仏陀がアバヤ・ムドラーを示すと、象は途端に穏やかになり、仏陀を襲うことはしなかったといわれます。
アバヤ・ムドラーは、肩のあたりに手を上げ、指をそろえた手の平を前に向けるムドラーです。それは、手に武器が握られていないことを象徴するとも伝えられます。相手に恐怖心を与えないこのムドラーは、守りや平安を授けるムドラーとして、インドの神々の間で結ばれることも多くあります。崇高な存在と向き合うことは、何よりも、私たちの内に渦巻く無数の恐怖を、払拭してくれるに違いありません。
サイズ
高さ:約15.2cm
底部:約7.6cm×約5.0cm
重量:約1kg
材質:真鍮製
※この商品は、インドでの受注製作品となっておりますので、納期まで一ヶ月前後かかる予定です。
デザインの細部は、画像と異なる場合がございます。
インドより出荷前に簡潔なプージャーが実施されますが、個人名でのプージャーをご希望の場合は、プラーナプラティシュタ・プージャーを合わせてご注文の上、ご祈祷名をお知らせください。
以下の簡単なステップを通じて、仏陀座像(真鍮製、石細工、アバヤムドラー)(受注製作)が、あなたの人生にどのような導きと祝福をもたらし、スピリチュアルな覚醒への道をどう照らしていくのかをアドバイスいたします。