ドゥルガー・アシュタミー
ドゥルガー・アシュタミーについて
ドゥルガー・アシュタミーは、ドゥルガー女神を礼拝する吉日です。
ドゥルガー女神は全宇宙の母なる女神として、また、シヴァ神の妃として崇められ、パールヴァティーやチャンディーなどさまざまな神格となり姿を現します。
その唯一の目的は悪を滅ぼすことであり、ドゥルガーは無敵を誇る「シャクティ(神聖なエネルギー)」となりました。
力、勇気、正義、恐怖心を克服した者、英知、光輝の象徴となり、悪を打ち負かす無敵の戦士かつ女神として多くの人々を惹きつけます。
アシュタミーは、月の満ち欠けの8日目となるアシュタミー・ティティを意味します。
ドゥルガー・アシュタミーは、シュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の8日目となり、一説に、悪魔との戦いの中で、ドゥルガー女神の額からカーリー女神が生まれた時と信じられています。
神々への礼拝は、こうした月の満ち欠けによる暦に従って行うことが勧められます。
こうした時は、瞑想や断食を実践することが勧められ、これらの行いはヴラタ(戒行)といわれます。
ドゥルガー女神は、私たちの心の中に潜む不純物や悪徳、欠点を破壊する強力な戦士でもあります。
ドゥルガー女神を礼拝する人々からは、あらゆる恐怖や困難が取り除かれ、幸福が授けられると信じられています。
※ドゥルガー・アシュタミーは、毎月の新月から満月へ向かう8日目に行われますが、秋のナヴァラートリが祝福されるアーシュヴィナ月(9月〜10月)のドゥルガー・アシュタミーがもっとも重要とされています。