内容(「BOOK」データベースより)
インドの二大叙事詩の一つである「ラーマーヤナ」は、古代のインドの人たちの善意と有理への道の追究の叙事詩である。ラーマ王子の生き方と業績、ならびにその貞淑な妃シーターとの愛情を賛歌し、羅刹王ラーヴァナのシーター妃誘拐、それに対して南インドの猿公族の協力を得て、さらに宰相のハヌマーンの大活躍。かくして無事救出。都アヨーディヤーに凱旋。人間性の複雑な相関関係の中に美しさを見事に謳歌した物語である。在インド45年余の賜物。全く新しい試み、語り訳により、一気にわかりやすく、読みやすくなった大叙事詩。インドの真髄がいまここに甦る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
前田 行貴
1926年熊本県生まれ。熊本大学理学部研究科(植物生理生態学)修了。スウェーデン・ウプサラ大学留学(土壌微生物学専攻)。植物学専攻の理学博士。熊本大学理学部教官のとき、1955年マハトマ・ガンディーの非暴力によるインド独立に心打たれ交換教授に応募、渡印。ガンディー没後のアシュラムで労働と祈りの生活を体験。そのままインドに止住。ワルダ大学、マハトマ・ガンディー大学、パンジャブ大学教授、アジア救ライ協会総主事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
前田 行貴(翻訳)
単行本: 383ページ
出版社: 青娥書房 (2012/01)
商品の寸法: 21.9 x 16.2 x 3.5 cm