内容紹介
著者は、仏教の最古層のテクストを解読し、ヨーロッパの仏教研究の影響下に出発した近代日本の仏教学はもとより、そもそも部派仏教や大乗仏教の時代において、すでに「仏陀の親説」は誤解されていたと主張する。そしてナーガールジュナから8世紀のシャーンタラクシタ・カマラシーラにのみ正確に伝わったとする「親説」の復元を試みる。
内容(「BOOK」データベースより)
ナーガールジュナ(龍樹)からシャーンタラクシタ(寂護)、カマラシーラ(蓮華戒)へと伝わった、実体否定の思想を復元する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口 瑞鳳
1926年石川県生まれ。東京大学名誉教授、文学博士。チベット学・仏教哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
山口 瑞鳳(著)
単行本: 460ページ
出版社: 岩波書店 (2010/12/23)
発売日: 2010/12/23
商品の寸法: 21.2 x 15.4 x 3.4 cm