Express Star Tellerの2024年8月号は、医療占星術と人格特性の分析に焦点を当てた充実の一冊です。表紙を飾る「パーソナリティ特性の評価：経験的アプローチ」では、ヴェーディック占星術の原理を用いた個人の強みと弱みの分析方法を詳しく解説。また、2024年インド総選挙の宣誓チャートの分析や、連立政権の行方を占星術的な観点から考察する特集も組まれています。さらに、マハーバーラタからの「ヴィドゥラ・ニーティ」（倫理論）の現代的解釈や、三グナの時間周期に関する実用的な表など、古代インドの叡智を現代に活かす知識も満載。占星術の実践的な知識から、インドの伝統的な精神性まで、幅広い読者の興味に応える充実の内容となっています。
「GUIDANCE FROM GURU」では、プッジャ・スワーミー・ダヤーナンダ・サラスワティーが、カルマ・ヨーガの本質と、ラーガ（好き）とドヴェーシャ（嫌い）の関係について深い洞察を示しています。特に注目すべき点は、ダルマに則った行為を行う際、その行為が好きか嫌いかに関わらず、それを行う者がカルマ・ヨーギーとなるという教えです。
記事では、カルマ・ヨーガに関する一般的な混乱について説明し、「結果を期待せずに行為を行うこと」や「無私の奉仕がカルマ・ヨーガである」という一般的な定義の限界を指摘しています。代わりに、ヴァルナーシュラマ・ダルマに基づく行為そのものがカルマ・ヨーガであり、アンタッカラナ・シュッディ（心の浄化）のために行われるニティヤナイミッティカ・カルマ（日常的な義務）の実践がカルマ・ヨーガの本質であると説明しています。
さらに、家を建てるという具体例を用いて、ラーガ（欲求）の実現であっても、ダルマに反しない方法で行えば、そのカルマ・パラ（行為の結果）を主への奉献（プラサーダ）として捧げることができると説明しています。この態度を人生のすべての達成に対して維持することが、真のカルマ・ヨーギーの特徴であると強調しています。
サイズ：26cm×19cm
ページ：82頁
言語：英語
【ご家族参加無料】ラクシュミー・クベーラ・マンスリー・プージャー（2024年12月１日（日）実施） 
