ゼノン、デカルト、カント、フッサール、ラッセル……西洋の哲学も一刀両断!
インドのオモシロ深き思考の世界へ。
IT革命のさなかにあってにわかに注目を集めているのがインドである。アメリカにはインド人のコンピューター技術者がまるで洪水のように進出し、今やインド人抜きにアメリカの先端産業は語れないほどになっている。わが国でも、なにかよく知らないうちに、インド人技術者の活躍が目立ってきた。また、インド本国のコンピューター・ソフト産業と提携している企業もどんどん増えていると聞く。(中略)
しかし、それにしてもなぜインドなのか。ほかの開発途上国を押しのけて、いやそれどころか先進国をも凌ぐ勢いで、なぜインドがIT革命の最前線に躍り出たのか。この疑問を解決する手がかりはいくつもあるだろうが、そのひとつとして、インド人の頭のなかはどうなっているのか探るという手もある。ただ、漠然と探ってもしかたがない。となれば、インドが世界に誇る哲学の伝統の中身を掘り起こしてみてはどうか。??(序章より)
石飛 道子
1951年生まれ。北海道大学文学部卒業。インド哲学。文学修士。現在、日本福祉リハビリテーション学院講師(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
宮元 啓一 , 他(著)
単行本(ソフトカバー): 216ページ
出版社: 講談社 (2003/5/10)
言語 日本語
発売日: 2003/5/10
商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm