本CDは、1983年3月17日木曜日の早朝にプラシャーンティ・ニラヤムのプールナチャンドラ講堂で行われたウパナヤナ(聖紐式)において、シュリ・サティヤ・サイ・ババが伝誦を行ったときのガーヤトリーマントラを、108回分(1マラ)収録したものです。
本名、サティヤ・ナーラーヤナ・ラージュ。サティヤ(SATHYA)とは真理を、サイ(SA-AI)は神聖にして母なる神を、ババ(BABA)は父を意味し、サティヤ・サイ・ババとは「私たちの真の父母」という意の敬称。
インドの教育指導者、社会奉仕者、人道的活動家であり、多くの要人も聖者として認める霊的指導者。人種、宗教、国籍、経済状態に関わらず、すべての患者が心臓切開手術や腎臓移植手術、精密検査などを無料で受けられる病院や、子ども達が優れた人格と適切な道徳観、倫理観、霊的なものの見方をもち、将来理想的な市民となるように、小学校から高等教育までの一貫教育を無料で提供している他、困窮層への奉仕として水道設備やインフラ設備の供給といったサイ・ババの社会奉仕事業が世界各国で高く評価されている。霊的指導者という立場からは、人間の本当の姿とは何か、人生の目的とは、目的を達成するための方法とは何かについて、わかりやすく説いている。サイ・ババの真骨頂は、さまざまな奇跡現象にあるのではなく、その教えの深遠さと、教えに沿った愛と奉仕の活動にある。
すべての人類に必須の真言、ガーヤトリーマントラに関する体系的な解説書。本書はサティヤ・サイ・ババの講話の中から、ガーヤトリーマントラに関する言葉を選出してまとめたものであり、初めてこのマントラに触れる人にも、長年唱え続けている人にも、役立つ内容になっています。
「ガーヤトリーマントラは普遍的な祈りであり、あらゆる地方、あらゆる宗教の人々が用いることができるものです。
ガーヤトリーマントラは、ヴェーダ シャラ、すなわち“ヴェーダの教えの真髄”であると考えられています。もし、ガーヤトリーマントラを定期的に唱えるなら、ヴェーダを唱えることによって得られるすべての報いを手に入れることができます。ガーヤトリーマントラは、内なる目を開いてブラフマンを実感認識することができるよう、第三の目として皆さんに授けられたのです。」 サティヤ・サイ・ババ (本書より)。