ガンガー・サプタミー
ガンガー・サプタミーについて
ガンガー・サプタミーは、一部の慣習において、ガンジス河の降誕日として崇められる吉日です。
ヴァイシャーカ月(4月〜5月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の7日目がその日にあたります。
ガンジス河の降誕日は、このガンガー・サプタミーだけでなく、ガンガー・ダシャハラーなど、さまざまに異なる日が存在します。
一般的に広く知られているガンジス河の降誕日「ガンガー・ダシャハラー」は、天を流れていたガンジス河(ガンガー)が地上に降りる際、その強すぎる勢いが地上を洗い流してしまわないように、シヴァ神がその流れを髪で受け止め、地上へと降り注いだ日として広く崇められています。
「ガンガー・サプタミー」には別の言い伝えがあります。
シヴァ神に受け止められていたガンジス河がシヴァ神より放たれた後、その勢いで、ある聖者のアシュラムを流してしまいます。
聖者は怒り、ガンジス河の水をすべて飲み干してしまいました。
神々がガンジス河を解き放つよう懇願すると、聖者はガンジス河を解放します。
こうしてまたガンジス河が流れるようになったといわれ、この日がガンガー・サプタミーとして崇められています。