バガラームキー・ジャヤンティー
バガラームキー・ジャヤンティーについて
バガラームキー・ジャヤンティーは、バガラームキー女神の降誕日として崇められます。
ヴァイシャーカ月(4月〜5月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の8日目がその日にあたります。
バガラームキー女神は、ドゥルガー女神の10の化身であるダシャ・マハーヴィディヤー(10柱の大いなる叡智の女神)の1柱として崇められます。
礼拝者や礼拝者に敵対する者たちの思い違いや誤った信念を、手に持つ棍棒で打ち砕くといわれる女神です。
バガラームキー女神は3つの目をもち、黄色い衣服、宝石と月の王冠を身につけ、チャンパカの花をまとい、一方の手では敵の舌を掴み、もう一方の手で敵を突き刺す姿で描かれます。
バガラームキーのバガラ(サンスクリット語ではvalgA)は、馬勒を意味し、ムキは顔を意味します。
そのため、馬勒の顔を持つ者、すなわち敵を捉え、支配する力を持つ者を意味します。
バガラームキー女神への礼拝は、人々が抱える争いを静めるだけではなく、訴訟や競争において成功を遂げるのを助けると言われます。
邪悪な存在、悪霊、ヤークシャを退けるとも伝えられます。
また、火星の悪影響を軽減するには、特にバガラームキー女神の礼拝が勧められています。