アーディ・アマーヴァシャー
アーディ・アマーヴァシャーについて
アーディ・アマーヴァシャーは、主にタミルナードゥ州において、先祖供養が行われる重要な新月です。
アーディはタミル暦の4番目の月となり、7月〜8月にあたります。
インドでは、新月に先祖供養を行うことが勧められています。
タミル暦では、1年の中で先祖供養を行うとりわけ重要な新月が3回あり、アーディ・アマーヴァシャーはその1回にあたります。
残りの2回は、タイ・アマーヴァシャーとマハーラヤー・アマーヴァシャーになります。
アーディ月は、神々の力が地球を祝福する時と伝えられ、タミル文化においてとりわけ重要視される期間です。
このアーディ月の間に、太陽は北より南へ動き始めます。
夏至より冬至に向かうこの時は、ダクシナーヤナと呼ばれます。
また、インドにおいて、南は死を意味する方角です。
アーディ・アマーヴァシャーは、このダクシナーヤナの最初の新月であるため、先祖の儀式を行う重要な時とされています。
インドでは、私たちは先祖と血縁関係で結ばれているだけでなく、先祖の行いや思いの影響を非常に強く受けていると信じられています。
この聖なる時に、亡くなった魂を想い、先祖供養を行うことで、私たちもまた祝福されると伝えられています。