ランガ・パンチャミー
ランガ・パンチャミーについて
パールグナ月(2月〜3月)の満月は、インドの三大祭のひとつにも数えられるホーリー・フェスティバルが祝福される喜びの時です。
前夜には、街のあちらこちらで大きな焚き火が焚かれ、悪を払う祈りのプージャーが執り行われます。
当日は、カラフルな色粉や色水を投げ合うドゥランディーが祝福され、インド中が歓喜に包まれます。
このホーリー・フェスティバルの前後には、広大なインドの各地でさまざまに異なる祝祭が祝福されます。
マハーラーシュトラ州やマディヤ・プラデーシュ州の農村地域では、ホーリー・フェスティバルより5日目に行われるランガ・パンチャミーが、ホーリー・フェスティバルとして祝福されます。
ホーリー・フェスティバルでは、満月の夜に大きな焚き火を燃やします。
この夜に燃え上がる炎は、大気中のタマスとラジャスの質を浄化すると信じられます。
そして翌日、浄化された空間にカラフルな色を投げ、喜びに満ちた神々の質を呼び覚まします。
ランガ・パンチャミーのランガは「色」、パンチャミーは「5日目」を意味します。
一部の地域では、このホーリー・フェスティバルから5日目のランガ・パンチャミーにおいて、5色の色を投げ合い5大要素を活性化し、神々を呼び覚ますことで、その繋がりを深めると信じられています。