ヴァーマナ・ジャヤンティー
ヴァーマナ・ジャヤンティーについて
ヴァーマナ・ジャヤンティーは、ヴィシュヌ神の5番目の化身であり矮人であるヴァーマナの降誕を祝福する祝祭です。
バードラパダ月(8月〜9月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のドヴァーダシー(12日目)に祝福されます。
ヴァーマナ・ジャヤンティーの前日にあたるエーカーダシー(11日目)は、7月のグル・プールニマー(師を讃える満月祭)より続くチャトゥルマーサ(聖なる4ヶ月)において、横になり眠っていたヴィシュヌ神が寝返りを打った日であると伝えられます。
チャトゥルマーサの4ヶ月間、ヴィシュヌ神は眠りにつくと信じられます。
そして、寝返りを打ったヴィシュヌ神は5番目の化身であるヴァーマナへと化身します。
ヴァーマナは矮人でありながら巨大化し、3歩で3界を制します。
そうして世界を支配していたマハーバリ王から全世界を奪い返しました。
3歩で3界を制したヴァーマナは、神々を恐怖に陥れたマハーバリ王のエゴを破壊し、世界を救ったと信じられます。
それは、私たちのエゴを取り除き、救済する姿を象徴していると伝えられます。