ラーダー・アシュタミー
ラーダー・アシュタミーについて
ラーダー・アシュタミーは、クリシュナ神の最愛であるラーダーの降誕を祝福する祝祭です。
バードラパダ月(8月〜9月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のアシュタミー(8日目)がその時にあたります。
ラーダーは神の愛に目覚めた存在であり、その愛の中に溶け込む個の魂を象徴しています。
この日は、神と人間(世界)の神聖な結合をクリシュナ神の帰依者が祝福します。
クリシュナ神を心から愛するラーダーの姿勢は、愛人の姿勢を意味するマドゥラ・バーヴァとして知られます。
それは、利己的な欲望から生まれる愛ではなく、利己的な欲望が消滅する真の愛を意味します。
妃ではないにも関わらず、クリシュナ神の最愛として崇められるラーダーには、真の愛に関するさまざまな神話が伝わります。
その比類のないラーダーの愛は、真の帰依者としての姿だけでなく、大きな喜びの中で生きる術を常に示しています。