ハリヤリ・ティージ
ハリヤリ・ティージについて
ハリヤーリー・ティージは、シュラーヴァナ月(7月〜8月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の3日目に、パールヴァティー女神を礼拝する吉日です。
インドでは、新月から3日目は「ティージ」と呼ばれ、このシュラーヴァナ月のティージはとりわけ吉兆とされています。
この日は、夫であるシヴァ神のために大変な苦行を行ったパールヴァティー女神に捧げられ、女性たちは夫の幸せと家庭の繁栄を願い祈りを捧げます。
主に北インドでは、モンスーンを迎え大地が潤い緑が濃くなることから、多くの女性たちが緑色のサリーやバングルを身にまとい祝福を行います。
この時はハリヤーリー・ティージとされますが、ハリヤーリーは緑を意味しています。
一部の地域では木々に吊るしたブランコに乗ってその喜びを表現し祝福することから、このハリヤーリー・ティージはブランコ祭りとしても広く知られています。
この日に行われる祈りや断食は、家庭のさまざまな問題を取り除き、平安をもたらすと信じられています。