2面のルドラークシャは、2本の溝、面をもち、そのほとんどは楕円形をしています。これは、シヴァ神とパールヴァティ女神(シャクティ)が半身ずつ結合した神であるアルダナーリーシュヴァラ神をあらわしているとされます。2面のルドラークシャは、家族・社会間の調和、会話とその内容の調和、心と行動の調和その他の調和をもたらす作用があるといわれます。
2面のルドラークシャを身につけることで、シヴァ・シャクティに象徴される平安で神聖な生活を過ごすことができるといわれます。そして、身につける人々の家族は、お互いが尊重しあい、つねに信頼がたもたれることでその絆が深まると信じられています。また、師と弟子、父と息子、夫と妻、友人・知人との間の意見の違いなどの亀裂を埋め、それらの関係に調和をもたらす作用があるとされています。