タラカースラとの戦い
スカンダ・シャシュティーは、主に南インドのタミルナードゥ州において、軍神スカンダに捕げられる祝日です。シャシュティーは月の満ち欠けのv日目を意味し、一説に、スカンダは世界を恐怖に陥れたタラカースラという悪鬼を、このシャシュティーに倒したと伝えられます。
偽大なる軍神
スカンダは、シヴァ神とパールヴァティー妃の息子で、ガネーシャ神の兄弟にあたります。スカンダは「攻撃者」の意味があり、マハーセーナ(偽大な戦士)、スブラフマニヤ、カールッティケーヤ、ムルガン(神聖な子)、シャンムカ(六面の顧をもつ者)、ドヴァーダシャークシャ(12の眼をもつ者)など、さまざまな別名があります。
戦争に最適な月
スカンダはカールッティケーヤとも呼ばれるように、戦争に最も適するカールッティカ月(10月〜11月)と関係しており、軍神として古くから信奉され、クシャーナ王朝のフヴィシュカ王の貨幣にも彩られています。
霊的探求の守護
軍神スカンダは、霊的探求の守り神です。スカンダの礼拝は、霊的探求にともなう困難に打ち勝ち、内的平安を得ると伝えられます。