美しいシルバー製の蛇神の置物です。祭壇にお祀りしたり、シヴァリンガムと合わせて置いていただくことができます。
蛇は、古くから多産や豊穣の象徴として崇められてきました。脱皮を繰り返す姿は、不死の象徴でもあります。一方で、毒を持つ蛇は、私たちを苦しめる自我や欲望として例えられることがあります。破壊神であるシヴァ神は、ヴァースキと呼ばれる蛇王を、その首にまるで首飾りのように巻きつけて描かれます。シヴァ神は、自我や欲望を制御し、私たちを永遠の至福へと導く偉大な存在であることを伝えています。
シヴァ神の首に巻きつくヴァースキは、不死の甘露であるアムリタを生み出すために行われた乳海攪拌において、重要な役割を担います。ヴィシュヌ神があらゆる薬草を海へと投入すると、神々は悪魔と協力をしながらマンダラ山に絡ませたヴァースキを引っ張り合い、海を撹拌してアムリタを生み出しました。
また、一説には、シヴァ神の首にぐるりと三周巻きついた蛇の姿が、過去、現在、未来の三つのサイクルを象徴していると伝えられています。それは、心の動きによって生じる過去や未来という「時」を超越した、永遠の存在であることを示しているのだといわれます。
宇宙を維持するヴィシュヌ神は、永遠を意味する「アナンタ」という大蛇に横たわり眠っています。私たちの内に存在する根源的な生命エネルギーもまた、尾てい骨に蛇のようにとぐろを巻いて眠っていると言われます。「クンダリニー」と称されるそのエネルギーは、古代より、多くの探求者がその覚醒に努めてきたものに他ありません。
また、カーラ・サルパ・ドーシャを持つ人は、この蛇神への礼拝を行うことで、悪影響が緩和されると伝えられています。
サイズ
高さ:約5.3cm
幅:約3.6cm
重量:約55g
材質:シルバー925
※銀は大地からのエネルギーを吸収し、心身の負のエネルギーを放出する力がとりわけ強いといわれます。
※この商品は、インドでの受注製作品となっておりますので、納期まで一ヶ月前後かかる予定です。
デザインの細部は、画像と異なる場合がございます。
インドより出荷前に簡潔なプージャーが実施されますが、個人名でのプージャーをご希望の場合は、プラーナプラティシュタ・プージャーを合わせてご注文の上、ご祈祷名をお知らせください。