本書は東京で実際に行われた著者による講義をベースに加筆編集されたものである。
インドの聖典は全人類のための人生の手引書であり、全存在のトリセツ(取扱説明書)である。
ウパニシャッドやその他のヴェーダ文献、『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』、プラーナ(古伝説)などの神話に隠された哲学的な意味を質疑応答形式で様々な具体例を交えてやさしく解説する。
自分とは誰か、何のためにこの世に生を受けたのか・・・。
本書は聖典の紹介のみにとどまらず、インド哲学における瞑想の主題をも提示し、「真の自己認識」を取り戻すきっかけを与える入門書である。
著者プロフィール
ムニンドラ・パンダ Munindra.Panda
インドのオリッサ州生まれ。Berhampur大学(哲学専攻)卒業。 その後、過去三十年間、サンスクリット語、インド哲学、ヴェーダ文献などのアカデミックな学習、研究、教授に携わる。
伝統的な指導者の下で、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター、ブラフマ・スートラ、ラーマーヤナ、マハーバーラタ、ヨーガ・スートラ、ほか数多くの聖典に関する広範囲な研究を行っていた。
バガヴァッド・ギーター、ウパニシャッド文献、ラーマーヤナ、マハーバーラタ、ヨーガ・スートラなどの聖典を直接サンスクリット語原典から解説できる、日本では数少ない注釈者の一人。 現在は、経営者としての日々を過すかたわら、世界中で講演活動や哲学書の執筆活動を行う。
ハードカバー:432ページ
言語:日本語
出版社:(有)アート・インターナショナル
発売日: 2019
サイズ:21.8 x 16.2 x 2.8 cm