内容紹介
「瞑想とは、心の条件付けを取り去り、本来の状態に戻すための実践です。
それによって無限の命の源泉と叡智に繋がり、永遠に続く真の幸福を得ることができるのです」ー本文より。
ババジ、クリシュナムールティなどインドの重要な聖者、賢者、そして師マヘーシュワルナート・ババジとの出会いを綴った『ヒマラヤの師と共に-現代を生きるヨーギーの自叙伝』(蓮華舎刊)で世界を魅了し、現代の「あるヨギの自叙伝」として日本に初上陸したシュリー・エム。
今なお、古来からの教えを現代に生きる者として伝えるヨーギーによる初の瞑想実践のための手引書。
ヨーガやインド哲学に対する深い理解と経験に基づきながら、激変する時代に生きる私たちが生活の中で瞑想を実践する意味、マインドフルネスとは何か、瞑想の目的や実践方法などについて、ダライ・ラマとの問答や寓話などを織り込みながら、初めて瞑想する人から経験者までを網羅する厳選された87の問答集です。
本国で発売後すぐに大手書店でランキング入りした、瞑想のための準備と実践方法、向かう方向性、そして、激変する世界における「瞑想」の役割についての確かな道標を得ることができる良書となっています。
ぜひ、瞑想実践者の皆さんに手に取っていただきたい一冊です。
帯より
哲学者たちは平等性について考えてきました。
平等性を目指し、経済の文脈での平等とユートピアの実現について議論してきました。これは良い考えではありますが、世界中のどこにも実現されることはありませんでした。
しかし、私たちは「魂の次元における平等」があると信じています。そして、これは実際に実現可能なのです。
身体的に見ると、私たちが平等であることはありません。みんな違っていますね。しかし、ある一点においては同じなのです。
それは、すべての生きとし生けるものの心の深いところに「神の輝き」が存在している、ということなのです。そこにおいて平等です。
高いレベルの瞑想とは、私たちは、すべての人の意識の深層に共通してある魂のアイデンティティを発見することなのです。
それを成し遂げたのならば、死の前に平安のうちに休むことが可能です。生きているうちにそのようなことができるのでしょうか?
賢者たちもヨーギーも、「それは可能である」というのです。
(2019年カリフォルニア講演より)
著者について
シュリー・エム(Sri M)
1948年に南インドのケーララ州でムスリームの一家に生まれ、幼い頃からヒンドゥーとイスラーム、その他の宗教の教えに強い関心を示し、様々な教師を訪ねる。ヨーガの世界に惹かれ、19歳で家を離れて、ヒマラヤを旅する。洞窟で生涯の師マヘーシュワルナート・ババジと出会い教えを受けた後、社会生活に戻る。後に、ラーマクリシュナ・ミッションで僧として数年間を過ごし、20代後半でJ・クリシュナムールティと出会い、クリシュナムールティ財団に勤める。
ヒマラヤでの経験を語ることはなかったが、その後に執筆された自叙伝(『ヒマラヤの師と共にー現代を生きるヨーギーの自叙伝』蓮華舎刊)がインドのベストセラーとなり、教えを求める人が集い、活動は国内及び欧米諸国に広がりを見せる。2015年にはインド全土の7500キロを1年かけて歩く「Walk of Hope」を実施し、各地で異なる宗教や民族間の対話、祈りの機会を提供する。
現在も、国内外における求道者に向けてサットサンガやオンラインでの講演も含め、ヨーガやヴェーダーンタ等の深い経験と知見に基づいた教えを続けると共に、地域住民に無償の医療と教育の機会を提供するサットサンガ・ファンデーション代表、全寮制の中高一貫校「Peepal Grove School」など様々な慈善活動を展開している。著書多数。
登録情報
発売日 : 2020/10/20
単行本 : 264ページ
ISBN-10 : 4910169024
ISBN-13 : 978-4910169026
商品の寸法 : 18.8 x 2.1 x 12.7 cm
出版社 : 蓮華舎 (2020/10/20)
言語: : 日本語