カールティガーイー・ヴラタ
カールティガーイー・ヴラタについて
カールティガーイー・ヴラタ(カールティガーイー・ディーパム)は、シヴァ神を礼拝する吉日です。
カールティガーイー・ヴラタ(カールティガーイー・ディーパム)は主に南インドのタミルナードゥ州において祝福される光の祝祭であり、ナクシャトラがクリッティカーの日に祝福されます。
一説に、この日、シヴァ神はブラフマー神とヴィシュヌ神に至高の姿を示すために、永遠と輝くジョーティ(光)として姿をあらわしたと伝えられます。
そのため、カールティガーイー・ヴラタ(カールティガーイー・ディーパム)においては、無数の光を灯すことでシヴァ神が礼拝されます。
神々への礼拝は、こうした月の満ち欠けによる暦に従って行うことが勧められます。
こうした時は、瞑想や断食を実践することが勧められ、これらの行いはヴラタ(戒行)といわれます。
永遠と輝くジョーティ(光)としてのシヴァ神の姿は、ジョーティルリンガムとして崇められ、その礼拝はシヴァ神の帰依者にとって最上の礼拝であるとみなされています。
ジョーティルリンガムとして火の姿をとるシヴァ神は、すべての人々の罪を取り除くといわれ、人は一切の罪を祓い、静寂、無垢、平安の境地を得ると信じられています。
※カールティガーイー・ヴラタ(カールティガーイー・ディーパム)は、毎月のナクシャトラがクリッティカーの日に祝福されますが、カールティガーイー月(カールッティカ月、10月〜11月)がもっとも重要とされ、カールティガーイー・ディーパムとして盛大な祝祭が行われます。
※カールティガーイー・ヴラタ(カールティガーイー・ディーパム)は、カールッティケーヤ神(ムルガン神)が6つの頭を持った姿で生まれた時として信じられ、カールッティケーヤ神(ムルガン神)への特別な礼拝が勧められる時でもあります。