バーヌ・サプタミー
バーヌ・サプタミーについて
バーヌ・サプタミーは、太陽神であるスーリヤ神を礼拝する吉日です。
バーヌ・サプタミーは、月の満ち欠けの7日目に礼拝されます。
月の満ち欠けの7日目はサプタミーと呼ばれ、スーリヤ神がこの地にはじめて姿を現した時として崇められます。
そして、この月の満ち欠けの7日目がスーリヤ神の日にあたる日曜日に重なる時、バーヌ・サプタミーが祝福されます。
バーヌは太陽神の御名のひとつで、輝き、光彩、光沢、光線といった意味があります。
また、マーガ月(1月〜2月)、パールグナ月(2月〜3月)、ジェーシュタ月(5月〜6月)、カールッティカ月(10月〜11月)、マールガシールシャ月(11月〜12月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の7日目に祝福される場合もあります。
2024年にバーヌ・サプタミーとなる日は次の通りです(日本時間)。
・3月3日(日)
・12月8日(日)
・12月22日(日)
バーヌ・サプタミーはこの地にはじめて太陽が昇った日として考えられ、このバーヌ・サプタミーにおいて万物に命を与えるスーリヤ神を礼拝することで、健康や長寿が授けられると信じられます。
スーリヤ神は7頭の馬に率いられた馬車に乗って空を駆け巡ります。
この7頭の馬は、太陽の光から生まれる7つの色を意味しているといわれ、私たちの身体に点在する7つのチャクラの色とも考えられています。
この日は、スーリヤ・ストートラムやアーディティヤ・フリダヤムを詠唱したり、スーリヤ・アルギャを通じて太陽の礼拝を行うことが勧められています。
スーリヤ・アルギャは、水の入った容器を手にし、腕を大きく頭上に伸ばして、ガーヤトリー・マントラを唱えながら水を少しずつ太陽に向かって注ぐ礼拝です。
腕を大きく伸ばすことは、ヨーガのポーズのひとつでもあります。
そうして太陽に向かう時、全身で太陽の光を受けることができると伝えられます。
また、太陽の光は注がれた水を通じて7つの光線となって私たちの身体に届き、そのエネルギーをくまなく享受することができると信じられます。