ジャーナキー・ジャヤンティー
ジャーナキー・ジャヤンティーについて
ジャーナキー・ジャヤンティーは、シーター女神の降誕祭として祝福される祝祭です。
パールグナ月(2月〜3月)のクリシュナ・パクシャ(満月から新月へ向かう半月)のアシュタミー(8日目)がその日にあたります。
シーター女神は、ヴィシュヌ神の7番目の化身であるラーマ神の妃であり、ラクシュミー女神の化身ともいわれ、高潔さや純真さの象徴として崇められます。
ジャナカ王の娘として生まれたシーター女神は、ジャーナキーという別名があります。
また、大地の女神であるブーミを母に持つシーター女神の名は、「畝(うね)」という意味があり、畑の畝の間から生まれたと信じられています。
土地の肥沃さや農作における豊穣の女神として崇められるも、ラーマ神の妃として生きたシーター女神の生涯は苦難に満ちたものでした。
ラーマ神とシーター女神の歩みが綴られたラーマーヤナは、私たちに霊性を育む多くの教えを示すとともに、さまざまな問いを投げかけます。
その壮大な物語を通じては、日々を幸せに、ダルマの中で生きる術を学ぶことができるでしょう。
※シーター女神の降誕祭は、ヴァイシャーカ月(4月〜5月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のナヴァミー(9日目)に祝福される慣習もあります。