ローリー
ローリーについて
ローリーは、北インドのパンジャーブ州など、農業が盛んな地域において祝福される収穫祭です。
太陽が山羊座に入るマカラ・サンクラーンティの前日に祝福されます。
マカラ・サンクラーンティは、太陽が北方に回帰し、冬が終わるといわれる時です。
その前日、人々は小麦や落花生、砂糖やバターなど、豊作を祈り神々に捧げます。
日没後、大きな焚き火を作り、捧げ物を火に投げ入れ、火が絶えるまで踊り、歌を歌い、祝祭が続きます。
大きな焚き火は、太陽への敬意といわれます。
古代において、農業を行うためには、天体の動きを観察し季節を知る必要性があったといわれます。
インドにおいて、こうした自然の動きは神々の力のあらわれとして崇められてきました。
そんな大自然の巡りを祝福するインドの祝祭は、私たちに神々のリズムを理解させてくれるとともに、その絆を深める重要な瞬間です。
私たちの平和な暮らしの中には、大自然の恵みという大きな力が働いています。
ひとりひとりがその恵みに気づき、大自然を敬いながら生きる時、世界には大きな平安が広がるでしょう。