1面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、至高の神格、真理、解脱の実現の象徴であるとされます。1面のルドラークシャはシャンカラ自身であり、すべての面数のルドラークシャの代表格です。このビーズは太陽を支配し、超意識状態を啓発するといわれます。身につける人々にダーラナーの力、すなわち神への帰依心をもたらすといわれます。
1面のルドラークシャを身につける人々は、内的な精神状態が徐々に変化し、俗世の事象に対する関心事から興味が薄れていき、自然と、神に対する憶念が強くなっていくといわれています。心は、至高の存在に集中し始めるようになるため、アートマ・タットヴァ(魂の真実の状態)を悟りたいは、1面のルドラークシャを身につけるべきであるといわれます。