水銀と銀の合金であるパラドで作られたカーリー女神像です。
古代ヴェーダでは、水銀と銀の合金であるパラドは、もっとも純粋で吉祥の金属と考えられ、宗教的には重要な意義を持ち、アーユルヴェーダにおいては医薬品として重宝されてきました。
また占星術的には、土星に対する処方箋として用いられ、あらゆる土星の悪影響を取り除き、吉星化する作用があると信じられています。
カーリーは、強力な女神の形となり人気が出ました。凶悪な力との戦いの中で我を忘れ、見えるすべてを破壊し始めたほど、カーリーは多くの殺戮を繰り返していました。そんなカーリーを止めるために、シヴァ神は彼女の足の下に身を投げ出します。この光景を見てショックを受けたカーリーは驚いて舌を出し、そして殺戮は終止符を打ちました。
カーリーは土星に関連すると伝えられ、カーリー女神への礼拝によって、黒魔術や土星の有害な影響から守られると信じられています。
サイズ
高さ:約6.7cm
幅:約4.6cm
奥行き:約1.9cm
重さ:約136g
※水銀を含みますので、取り扱いにご注意ください。