・klaibyam mA sma gamah pArtha naitattvayyupapadyate
kshudram hridayadaurbalyam tyaktvottishtha parantapa(BG 2.3)
・クライビャム・マー・スマ・ガマハ・パールタ・ナイタットヴァイユパパディヤテー
クシュドラム・フリダヤダウルバリャム・ティヤクトヴォーッティシュタ・パランタパ
・意味:アルジュナよ、女々しさに陥ってはならぬ。それはあなたにふさわしくない。卑小なる心の弱さを捨てて立ち上がれ。(上村勝彦訳)
スワミ・ヴィヴェーカーナンダは、この一節には、ギーターのすべてのメッセージが込められており、この一節を読むことで、全ギーターを読むだけの功徳があると述べています(Thoughts on the Gita)。
私たちは内面にある欲望という強敵と、外面に立ちはだかる難題に向かって戦い続けなければなりませんが、ギーターのこの一節は、どのような時も弱気に陥ってはならないことを伝えています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「バガヴァッド・ギーターCDギフトボックス」(CDAB099)
・「バガヴァッド・ギーター マルチメディアブック」(GitaMultimedia)
サイ・マントラ
・Om namo satchidAnanda sai nAthaya namah
・オーム・ナモー・サッチダーナンダ・サイ・ナーターヤ・ナマハ
・意味:至高の化身であるサイナータに帰依いたします
・Om sai namo namah
shrI sai namo namah
jaya jaya sai namo namah
sadguru sai namo namah
・オーム・サイ・ナモー・ナマハ
シュリー・サイ・ナモー・ナマハ
ジャヤ・ジャヤ・サイ・ナモー・ナマハ
サッドグル・サイ・ナモー・ナマハ
・意味:オーム・サイに帰依いたします
聖なるサイに帰依いたします
栄光のサイに帰依いたします
最高の師サイに帰依いたします
軍神スカンダに捧げるガーヤトリー・マントラです。
スカンダは、シヴァ神とパールヴァティー妃の息子で、ガネーシャの弟にあたります。
スカンダは、サンスクリット語で「攻撃者」の意味があり、マハーセーナ(偉大な戦士)、スブラフマニヤ、カールッティケーヤ、ムルガン(神聖な子)、シャンムカ(六面の顔をもつ者)、ドヴァーダシャークシャ(12の眼をもつ者)など、さまざまな別名があります。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
ブラフマー神に捧げるガーヤトリー・マントラです。
ブラフマーは、ヴェーダの魂(ヴェーダ・アートマ)であり、宇宙創造の源である黄金の胎児(ヒラニヤガルバ)です。
一方、卵形をした金色に輝くリンガムは、ヒラニヤガルバ・リンガムと呼ばれます。
ヒラニヤガルバ・リンガムは、インドの聖者が物質化されるもので、この写真を所持するだけでも、神の恩寵、癒し効果、奇跡があるといわれています。
あるインド人医師が、このヒラニヤガルバ・リンガムの写真を患者の身体にかざすことにより、死の淵にある患者が救われたともいわれています。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
ヴィシュヌ神(ラーマ、クリシュナ)に捧げるガーヤトリー・マントラです。
ナーラーヤナは、創造主ブラフマーあるいはヴィシュヌの別名とされています。また「人類の祖先の子」など、その意味にはさまざまな解釈があります。
「ナーラーヤナ」自体は、単独で唱えられるマントラでもあり、仕事の始め、仕事中、仕事の終わりに「ナーラーヤナ、ナーラーヤナ、ナーラーヤナ……」と念想する人は、一切の仕事で成功することができるとされています。
ヴァースデーヴァは、ヴァスデーヴァの子の意味で、クリシュナの別名とされます。またナーラーヤナとも同一視されています。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
太陽神スーリヤに捧げるガーヤトリー・マントラです。
スーリヤは、世界中の人々が古くから礼拝してきた自然の恵みであり、多くの別名があります。
スーリヤを礼拝することによって、健康、活力、良運がもたらされ、さまざまな困難が解消されるといわれます。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
人獅子ナラシンハ(ヌリシンハ)に捧げるガーヤトリー・マントラです。
魔王ヒラニヤカシプは、ヴィシュヌ神の熱心な帰依者である息子のプラフラーダをよく思っていませんでした。息子が父ヒラニヤカシプに、ヴィシュヌ神の偉大さを説くと、三界を征服していた父は非常に腹立たしくなりました。
ヒラニヤカシプは、苦行の賜物として、神、魔神、人間、動物によって殺されることのない肉体を手にしていましたが、ヒラニヤカシプの悪態を見るに見かねたヴィシュヌは、神、魔神、人間、動物でもない人獅子ナラシンハとなって、ヒラニヤカシプを倒しました。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
「オーム」は、宇宙創造の時に発生したプラナヴァ(原初音)とされる聖音です。すべてのマントラは、聖音オームから始まり、オームに終わります。このマントラは、聖音オームと合一し、永遠の寂静に入るため、瞑想前などに唱えられます。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」
バガヴァッド・ギーター第4章24節と第15章14節から引用された食前の祈り(フード・プレヤー)です。食事という行為、行為者そして食物は、ブラフマンに他ならず、すべてはブラフマンの意志によって行われることであることをたたえています。そして、四種の食物(飲み込むもの、噛むもの、啜るもの、舐めるもの)は、すべての生類に宿るヴァイシュヴァーナラによって消化されます。
この祈りを通して、食事という行為を至高神に捧げることにより、食事は神聖なものとなり、速やかに消化されると信じられています。
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・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック11)
イブニング・マントラ
・kara charana kritam vAk kAyajam karmajam vA
shravana nayanajam vA mAnasam vA aparAdham
vihitamavihitam vA sarvametat kshamasva
jaya jaya karunAbdhe shrI mahAdeva shambo
・カラ・チャラナ・クリタム・ヴァーク・カーヤジャム・カルマジャム・ヴァー
シュラヴァナ・ナヤナジャム・ヴァー・マーナサム・ヴァー・アパラーダム
ヴィヒタマヴィヒタム・ヴァー・サルヴァメータット・クシャマスヴァ
ジャヤ・ジャヤ・カルナーブデー・シュリー・マハーデーヴァ・シャムボー
・意味:至高神よ、どうか私が犯してしまった罪をお許しください。
知らずして、または知りながら犯してしまった罪を。
私の手、足、口を通して犯してしまった罪を。
私の耳、目、そして心を通して犯してしまった罪を。
慈悲の大海であられる至高神に栄光がありますように。
感官の対象を追い求めて、人が行うさまざまな罪は、肉体を持つ以上完全に拭い去ることはできません。このような罪の赦しを至高神であるマハーデーヴァに請うため、1日の終わりに唱えられる赦免の祈りです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック13-14)
・namastulasI kalyAni
namo vishnupriye shubhe
namo mokshaprade devi
namas sampatpradAyinI
・ナマストゥラシー・カリヤーニ
ナモー・ヴィシュヌプリイェー・シュベー
ナモー・モークシャプラデー・デーヴィー
ナマス・サンパトゥプラダーイニー
・意味:ヴィシュヌ神の最愛のお方
苦難を救済されるお方
富を授けるお方
その最も吉兆であるトゥラシー女神に帰依いたします
トゥラシー(カミメボウキ)は、インドでは、古くから人々に崇められてきたもっとも神聖な植物のひとつで、この木は、ヴィシュヌの妃であるラクシュミー女神の化身であると考えられています。またインドでは聖紐式の折、ヴィシュヌ派では、グル(師匠)によってトゥラシーの数珠にガーヤトリー・マントラが唱えられ、それを首に掛けることによって正式な門徒になった証とされます。
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・「Gods of India マルチメディア・マントラブック」
火の神アグニに捧げられるマントラです。
火は、インドの家庭生活の中心であり、先祖から子孫へ代々受け継がれる神聖なものとして考えられてきました(ガールハパティヤ)。また環境を浄化し、悪霊を祓い、罪を浄める力があるとされ、祭祀には欠かせないものです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Gods of India マルチメディア・マントラブック」