グル・マントラ
グル・マントラ
・akhanda mandalAkAram vyAptam yena charAcharam
tatpadam darshitam yena tasmai shrI gurave namah
・アカンダ・マンダラーカーラン・ヴィヤープタン・イェーナ・チャラーチャラム
タットゥパダン・ダルシタン・イェーナ・タスマイ・シュリー・グラヴェー・ナマハ
・意味:動・不動の全宇宙に浸透し、絶え間なく永続する不変の神性、
そのような真理を明らかにする尊敬する我が師に帰依いたします。
グル・ストートラム第1節です。
どのような聖典を見ても、「神」は非常に抽象的な言葉でしか表現されていません。
それほど、表現することが難しく、つかみ所のない「神」を、師は弟子たちにやさしく示し、真理へと導いてくれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
Gods of India マルチメディア・マントラブック 」
・ajnAna timirAndhasya jnAnAnjana shalAkayA
chaksurunmIlitam yena tasmai srI gurave namah
・アニャーナ・ティミラーンダスャ・ニャーナーンジャナ・シャラーカヤー
チャクシュルンミーリタン・イェーナ・タスマイ・シュリー・グラヴェー・ナマハ
・意味:無知という闇に覆われている私の瞳に
自己に関する知識という神の洗浄液によって光明を照らす
尊敬する我が師に帰依いたします
グル・ストートラム第2節です。
グルはあらゆる方法によって弟子たちの無知を取り払い、悟りへの道へと導きます。
その中でも、もっとも強力な浄化具が、自己(アートマン)に関する知識であるといわれています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
Gods of India マルチメディア・マントラブック 」
・AbAhu purushAkAram shankha chakrAsi dhArinam
sahasra shirasam shvetam pranamAmi patanjalim
・アーバーフ・プラシャーカーラム・シャンカ・チャクラーシ・ダーリナム
サハスラ・シラサム・シュヴェータム・プラナマーミ・パタンジャリム
・意味:上体は人間の姿をし、ホラ貝、円盤、剣を手に持ち、
千の頭と色白の肌をした聖パタンジャリに敬礼いたします。
ヨーガ・スートラの編者であるパタンジャリは、広義ではヴィシュヌの化身として知られますが、狭義ではヴィシュヌ第7番目の化身バララーマの化身といわれるアーディ・シェーシャ(初代竜王)の化身といわれます。そのため、パタンジャリの像では、千の頭を持つ蛇をしばしば見ることができます。
これは、アーディ・シェーシャの化身としての聖パタンジャリに捧げられるマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
パタンジャリ・ヨーガ・スートラ by Shri Aswath 」(トラック1)
・yogena cittasya padena vAcA
malam sharIrasya ca vaidyakena
yopAkarot tam pravaram munInAm
patanjalim prAnjalirAnatosmi
・ヨーゲーナ・チッタッシャ・パデーナ・ヴァーチャー
マラム・シャリーラッシャ・チャ・ヴァイディヤケーナ
ヨーパーカロート・タム・プラヴァラム・ムニーナーム
パタンジャリム・プラーンジャリラーナトースミ
・意味:ヨーガを通して心を浄め、
文法を通して会話を浄め、
医学を通して身体を浄める
聖パタンジャリに手を合わせて敬礼いたします。
ヨーガの根本経典であるヨーガ・スートラを記したパタンジャリは、心、会話、身体を浄める聖者として崇められています。ヨーガ・スートラを学習する前に唱えられる、偉大なグル・聖パタンジャリに捧げられるマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
パタンジャリ・ヨーガ・スートラ by Shri Aswath 」(トラック1)
・Ishvaro-gurur-Atmeti mUrtibheda vibhAgine
vyomavat vyApta dehAya daksinAmUrtaye namah
・イーシュヴァロー・グルラートメーティ・ムールティベーダ・ヴィバーギネー
ヴィヨーマヴァット・ヴィヤープタ・デーハーヤ・ダクシナームールタイェー・ナマハ
・意味:イーシュヴァラ(主)、グル、アートマンの姿をしたお方、
宇宙のように拡がる身体をもつお方、
そのような南面を向いたお方(ダクシナームールティ)に帰依いたします。
ダクシナームールティは、南の像の意味があり、吉兆を示すシヴァ神の別名です。イーシュヴァラ(主)はグルとして帰依者の前に姿を現し、霊性の道へ導きます。そして、アートマン(自己)が主に他ならないことに気づかせてくれます。至高のグルであるシヴァ神へ捧げるマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
パタンジャリ・ヨーガ・スートラ by Shri Aswath 」(トラック1)
・sadAshiva samArambhAm shankarAcArya madhyamAm
asmadAcArya paryantAm vande guru paramparAm
・サダーシヴァ・サマーラムバーム
シャンカラーチャーリヤ・マディヤマーム
アスマダーチャーリヤ・パリヤンターム
ヴァンデー・グル・パラムパラーム
・意味:永遠のシヴァから始まり、
シャンカラーチャーリヤを経て、
現在の教師に至る
グルの系譜に敬服いたします。
グル(師)も一代にしてなるのではなく、グルからグルへと代々その叡智が受け継がれてきた結果、現在のグルに至ります。この節の前には、ナーラーヤナ、ブラフマー、ヴァシシュタ、シャクティ、パラーシャラ、ヴィヤーサ、シュカなどのグルの名が記されています。インドの霊的伝統を守り続けてきた、グルの偉大さを感じさせるマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
パタンジャリ・ヨーガ・スートラ by Shri Aswath 」(トラック1)
・gurur brahmA gurur vishnuhu
gurur devo maheswaraha
gurus sAkshAt param brahma
tasmai shrI guruve namaha
・グル・ブラフマー・グル・ヴィシュヌ
グル・デーヴォー・マヘーシュワラハ
グル・サークシャート・パラム・ブラフマ
タスメー・シュリー・グルヴェー・ナマハ
・意味:グルはブラフマーであり、グルはヴィシュヌであり
グルはシヴァであり、彼自身が至高神です。
尊敬するグルに敬服いたします。
グル(霊的な師)は、インドでは神と同じ存在として敬意が払われています。自己(アートマン)の成長のためには、グルの存在が欠かせず、またグルは弟子たちの面倒を細部にわたって見守ります。これは、敬愛するグルに捧げる至宝のマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「
ヴェーダ・チャンティング 」(トラック1:グル・ディヤーナム)