シュリー・シーター・サハスラナーマ・ストートラムは、高潔さや純真さの象徴として崇められるシーター女神の千の御名が含まれた賛歌です。
シーター女神は、ヴィシュヌ神の7番目の化身であるラーマ神の妃であり、ラクシュミー女神の化身とも言われます。
大地の女神であるブーミを母に持つシーター女神の名は、「畝(うね)」という意味があり、畑の畝の間から生まれたと信じられています。
土地の肥沃さや農作における豊穣の女神として崇められるも、ラーマ神の妃として生きたシーター女神の生涯は苦難に満ちたものでした。
シーター女神は、追放されたラーマ神と共に王国を離れ深い森で暮らす中で、魔王ラーヴァナに誘拐され、ランカー島へと連れ去られてしまいます。
しかし、誘拐されていた間もラーマ神を瞑想し続け、純潔を守り通していました。
どんな苦難においても平穏と尊厳を失うことがなかったシーター女神には、常に、主を思う強い心があったと伝えられます。
自己を犠牲にし、主を思い続けることで苦難を乗り越えていく、そんな強さが象徴のシーター女神を礼拝することで、高潔さや純真さを得て、ダルマの中で生きる術を学ぶことができると信じられています。
この冊子は、サンスクリット語の原文のみとなります。
サンスクリット語の学習のために、または祭壇にお祀りしたり、お守りとしてお持ちいただくことができます。
ページ数:126ページ
重量:約54グラム
サイズ:10.00cm x 13.50cm x 1.00cm
出版社:Gita Press, Gorakhupur, India