2024年8月4日は、アーディ・アマーヴァシャーの吉日です。
アーディ・アマーヴァシャーは、主にタミルナードゥ州において、先祖供養が行われる重要な新月のひとつです。アーディはタミル暦の4番目の月となり、7月〜8月にあたります。
インドでは、新月に先祖供養を行うことが勧められています。タミル暦では、1年の中で先祖供養を行うとりわけ重要な新月が3回あり、アーディ・アマーヴァシャーはその1回にあたります。残りの2回は、タイ・アマーヴァシャーとマハーラヤー・アマーヴァシャーになります。
アーディ月は、神々の力が地球を祝福する時と伝えられ、タミル文化においてとりわけ重要視される期間です。このアーディ月の間に、太陽は北より南へ動き始めます。夏至より冬至に向かうこの時は、ダクシナーヤナと呼ばれます。また、インドにおいて、南は死を意味する方角です。アーディ・アマーヴァシャーは、このダクシナーヤナの最初の新月であるため、先祖の儀式を行う重要な時とされています。
インドでは、私たちは先祖と血縁関係で結ばれているだけでなく、先祖の行いや思いの影響を非常に強く受けていると信じられています。この聖なる時に、亡くなった魂を想い、先祖供養を行うことで、私たちもまた祝福されると伝えられています。
アーディ・アマーヴァシャーの吉日に、以下の三寺院において、アルチャナ(神前において僧侶が名前を奏上する儀式)を実施します。先祖供養に恩恵のあるシヴァ神を祀る寺院において、複数のプージャーを受けることにより、より大きな恩恵があると信じられます。
■プージャー(アルチャナ:神前において名前を奏上する儀式)実施寺院■
・ラーマナータスワミ寺院(ラーメーシュヴァラム):叙事詩「ラーマーヤナ」でラーマ神が供えたとされるリンガが祀られています。12ジョーティルリンガの一つがある寺院としても有名であり、シヴァ神の祝福が授けられると信じられています。
・カーマクシー・アンマン寺院(タンジャーヴール):アーディ・シャンカラの時代より深いつながりのある寺院として知られています。繁栄、知識、名声、子孫などを授けるカーマクシー・アンマン女神(シヴァ神の妃としてのパールヴァティー女神)が祀られる寺院として有名です。
・カラネーシュワル寺院(セイダペット):シヴァ神を祀る寺院として知られ、シヴァ神からの祝福として病の治癒や健康が授けられると信じられています。
※プージャー実施日は、2024年8月4日(日)の新月(インド時間)となります。
※お申し込みは、8月1日(木)18:00ご入金確認分までの受け付けとなります。
※2〜3ヶ月後に、プージャーのプラサーダムをお送りいたします(写真は付属いたしません)。
※お申し込み時に、祈願者名、ナクシャトラ(未記入でも可。必要な場合は生年月日・誕生地住所・誕生時間をお知らせいただければ、確認させていただきます)をお知らせください。