犬を引き連れた、重厚な真鍮製のカーラ・バイラヴァ神像です。
カーラ・バイラヴァ神は、犬を乗り物として描かれることがあります。インドでは古くから、犬は死の世界に関連があると捉えられてきました。そんな犬を乗り物とすることは、時を征服することの象徴でもあります。
バイラヴァ神はシヴァ神の化身した恐ろしい姿として知られています。おごり高ぶったブラフマー神を罰するために、バイラヴァ神は5つあったブラフマー神の頭を切り落とし苦行を行ったとされています。それ故、ブラフマー神の頭は4つとなり、一方バイラヴァ神は切り落としたブラフマーの頭を持った姿で描かれます。
シヴァ神がブラフマー神の首を切り落としたのには様々な説がありますが、一説には以下のように伝えられます。
ある時、ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神の3大神が、誰が一番崇高な存在であるかという議論に至ります。その際、私が一番であると無知でおごり高ぶった態度を見せたブラフマー神を静めるために、シヴァ神はバイラヴァの姿となりブラフマー神の首を切り落としたのだと言われます。
バイラヴァ神の礼拝は、敵対する者に対する勝利と共に、物質的な充足が授けられると信じられています。
サイズ
高さ:約13.2cm
底部:約5.3cm×約4.5cm
重量:約523g
材質:真鍮製
※この商品は、インドでの受注製作品となっておりますので、納期まで一ヶ月前後かかる予定です。
デザインの細部は、画像と異なる場合がございます。
インドより出荷前に簡潔なプージャーが実施されますが、個人名でのプージャーをご希望の場合は、プラーナプラティシュタ・プージャーを合わせてご注文の上、ご祈祷名をお知らせください。