2025年1月10日はエーカーダシーの吉日です。月の満ち欠けのそれぞれ11日目に訪れるエーカーダシーは、ヴィシュヌ神に捧げられる日となり、断食や瞑想を行うことが勧められます。
タミル暦マールガリ月(12月〜1月)の新月から11日目にあたるこのエーカーダシーは、ヴァイクンタ・エーカーダシーといわれます。この日、ヴィシュヌ神が住むヴァイクンタという名の天国の扉が開かれると信じられ、インドの多くの寺院はその扉を開きます。敬虔な人々は早朝に寺院を訪れ、1日を通じて断食を努めます。このエーカーダシーのヴラタ(戒行)を努める者は、あらゆる願望が叶えられると信じられています。
エーカーダシーは、一説に以下のような神話が伝えられます。
ヴィシュヌ神に捧げられる日として知られるエーカーダシーにおいては、断食の行いが広く勧められます。神々に祈りながら断食によって感覚器官を統制し自己を清めるための吉日であり、完全な断食、もしくは穀物を除いたフルーツなどの食事が行われます。
エーカーダシーは、凶悪な悪魔を倒すためにヴィシュヌ神から生じた女神としても崇められる存在です。大昔、ヴィシュヌ神は神々を倒した悪魔ムーラに戦いを挑みます。しかし、聖なる武器であるスダルシャナやガダーを用いても、凶悪なムーラを倒すことができません。その戦いは、1000年にも及んだといわれます。
ある時、ムーラは眠っていたヴィシュヌ神を攻撃しようとします。すると、ヴィシュヌ神の体から力強い少女があらわれ、ヴィシュヌ神を守ると共に、ムーラを倒しました。ヴィシュヌ神は目覚めたとき、少女が誰だか分かりませんでした。すると少女は、ヴィシュヌ神のヨーガ・マーヤーとしてあらわれた光輝であると答えます。
ヴィシュヌ神は、少女に恩恵を授けようとします。少女は、「私のために断食をする人は、あらゆる罪を清められ、救いを得ることができるよう、私に力を授けてください。」と述べます。ヴィシュヌ神は、少女の神聖な行いに心を打たれ、エーカーダシーに生まれたこの少女を女神とし、このエーカーダシの断食を行う者を罪から解放すると信じられています。
また、ヴィシュヌ・プラーナによると、ヴァイクンタ・エーカダシーにおいてプージャーを捧げることは、その他の23回のエーカダシーで捧げるプージャーに等しい功徳があると伝えられています。
このヴァイクンタ・エーカーダシーの吉日に、以下の二寺院において、アルチャナ(神前において僧侶が名前を奏上する儀式)を実施します。
■プージャー(アルチャナ:神前において僧侶が名前を奏上する儀式)実施寺院■
・ヴィートリルンダ・ぺルマール寺院(タミルナードゥ州ティルマリサイ)
・ガジェンドラ・ヴァラダラージャ・ペルマール寺院(タミルナードゥ州クンバコナム)
※プージャー実施日は、2025年1月10日(金)となります。
※お申し込みは、1月7日(火)18時ご入金確認分までの受け付けとなります。
※2〜3ヶ月後に、プージャーのプラサーダムをお送りいたします(写真は付属いたしません)。
※お申し込み時に、祈願者名、ナクシャトラ(未記入でも可。必要な場合は生年月日・誕生地住所・誕生時間をお知らせいただければ、確認させていただきます)をお知らせください。
※1回のお申し込みで、同じ姓のご家族4名様までご参加いただけます。
※お送りするプラサードは1回のお申し込みにつき1名様分のみとなります。人数分のプラサードをご希望の場合は、人数分のお申し込み数が必要となります。
※ご家族でお申し込みいただいた場合、実施寺院によっては、「Yamada Family」などと家族の姓でまとめて実施される場合があります。個人名での実施をご希望の場合は、1回のお申し込みにつき、1名様分のみの情報をご記入ください。