シヴァリンガムは、シヴァとシャクティの結合を示す神聖なシンボルです。太古の昔からシヴァ神はリンガ、またはリンガムとして崇拝されてきました。リンガムはシンボルやしるしを意味し、それは、ニルグナ・ブラフマン(至高の存在)の目に見える象徴であり、すべての生命に存在しています。
このシヴァリンガの崇拝は、シヴァの礼拝を行う中で最も重要な礼拝であるとみなされています。そしてインド全土には数多くのリンガが存在しますが、その中の12のリンガはとりわけ重要なものとして位置づけられ、それらがこの「ジョーティルリンガ」として崇められています。ジョーティルリンガは「光のリンガ」を意味し、シヴァ神そのものである崇高な光をあらわし、その光がシヴァリンガを形成しています。
12のジョーティルリンガはインド各地、以下に祀られています。
・ソーマナータ(グジャラート州)
・マッリカールジュナ(アーンドラ・プラデーシュ州)
・マハーカーレーシュヴァラ(マディヤ・プラデーシュ州)
・オームカーレーシュヴァラ(マディヤ・プラデーシュ州)
・ケーダーレーシュヴァラ(ウッタラーカンド州)
・ビーマーシャンカラ(マハーラーシュトラ州)
・ヴィシュヴァナータ(ウッタル・プラデーシュ州)
・トリャンバケーシュヴァラ(マハーラーシュトラ州)
・ヴァイディヤナータ(ジャールカンド州)
・ナーゲーシュヴァラ(グジャラート州)
・ラーメーシュヴァラ(タミル・ナードゥ州)
・グリシュネーシュヴァラ(マハーラーシュトラ州)
また、文献プラーナも、リンガを賞賛しています。
「その名を唱えることにより、全ての罪が清められ、穏やかで純粋になる。輝きを増し、神聖で最高の知識によって悟りを得る。」
SAURASHTRA SOMNATHAM CHA SHRISHAILE MALLIKARJUNAM ||
UJJAINYAM MAHAKALOMKARE MAMMALESHWARAM ||
PARLYAM VAIJNATHAM CHA DAKINYAM BHEEM SHANKARAM ||
SETU BANDHE TU RAMESHAM NAGESHAM DARUKA VANE ||
VARANASYA TU VISHWESHAM TRIBAKAM GAUTAMITATE ||
HIMALAYE TU KEDARAM GHURMESHAM CHA SHIVALAYE ||
AETANI JYOTIRLINGANI SAYAM PRATAHA PATHENNARAHA ||
SAPTA JANMA KRITAM PAPAM SMARANEN VINASHYATI ||
「12のリンガの名を毎朝、毎夜唱えることにより、その者は過去7世に渡って犯した罪をすべて清め、シッディを得る」と、以上のシュローカで述べられています。
この祭壇では、シヴァ神を中心に、12のジョーティルリンガが祀られています。
サイズ
高さ:約12.4cm
幅:約15.9cm
奥行き:約15.7cm
重さ:約742g
※インドからの出荷前に簡潔なプージャーを行っております。