トゥラシー(ホーリー・バジル)は和名カミメボウキと呼ばれ、ヒンドゥー教ではもっとも神聖な植物のひとつとなっています。
トゥラシーは、ヴィシュヌの妻であるラクシュミーの化身、またラーマ王子の妻シーターの化身ともいわれています。トゥラシーはまたの名をハリプリヤー(ヴィシュヌの愛人)、ブーターグニー(悪を滅ぼす者)とも知られています。
トゥラシーにまつわるもっとも有名な神話には、次のようなものがあります。
昔、トゥラシーという名の女性がヴィシュヌ神に恋をし、妻になろうと苦行を行いました。しかし、これを知ったヴィシュヌの妻ラクシュミーは激怒し、トゥラシーに呪いをかけて、樹に変えてしまいました。それをあわれに思ったヴィシュヌは、彼女を慰めるためにシャーリグラーマという菊石に姿を変え、つねにトゥラシーの樹のそばにいて彼女を見守っていたということです。
このような伝説にまつわり、ある地方では毎年、シソ科の植物であるトゥラシーとアンモナイトの化石であるシャーリグラーマの結婚式がいまでも行われているといいます。
トゥラシーは、科学的にもさまざまな薬効が報告されています。またそれを身につけることで、帰依の心と、ハートに内在する愛をはぐくむ助けになるといわれております。
トゥラシーの数珠は、ラーマ、クリシュナ、またヴィシュヌ神を礼拝するために用いられ、「オーム ナモー ナーラーヤナ」「オーム シュリー ラーマーヤ ナマハ」「オーム ラーダー クリシュナーヤ ナマハ」などのマントラを唱えるのに適しています。
約6-7mmのトゥラシービーズにシルバー装飾が施されたネックレスです(留め具はついておりません)。
長さ:約60cm
ビーズ数:54+1ビーズ