ハヌマーン神はヒンドゥー教において強大な力を持つ神格であり、あらゆる悪を払拭する力を持つと言われます。
そんなハヌマーン神が手にするこのガダーと呼ばれる棍棒は、勇気や活力の象徴とされています。
この武器は、霊的象徴として他の神々にも描かれることがあります。
ガダーから放たれるエネルギーは、太陽のように周囲に影響を与え、人間の心身に作用すると考えられています。
重心が片端に寄るガダーを適切に操るには、単なる肉体的な力ではなく、統制された強い精神力から生まれる安定が必要です。
統制すべき対象には、揺れ動く心、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの知覚器官、そして、発声・操作・移動・生殖・排泄の5つの行為器官があるといわれます。
時に悪を生み出すこれらを制御することで、初めて真の平安が実現されるとされます。
ハヌマーン神は、ラーマ神への揺るぎない忠誠心により統制された心身を持ち、容易ではない最も大きなガダーを操ることができる存在とされています。
現代においても、ガダーは議会や大学などで秩序を守る権威の象徴として飾られることがあります。
古代叙事詩に描かれる戦いにも頻出し、それは人間の内面の葛藤と霊的探求を示唆しています。
こうしてガダーの持つ力には深い意味が込められており、悪を払拭し平和を導く手段として位置づけられています。
サイズ
長さ:約19.0cm
重量:約373g
材質:真鍮製
※この商品は、インドでの受注製作品となっておりますので、納期まで一ヶ月前後かかる予定です。
デザインの細部は、画像と異なる場合がございます。
インドより出荷前に簡潔なプージャーが実施されますが、個人名でのプージャーをご希望の場合は、プラーナプラティシュタ・プージャーを合わせてご注文の上、ご祈祷名をお知らせください。