カラフルで美しい装飾が施された、クリシュナ崇拝の初期の形態の一つとも言われるバーラ・クリシュナ神像です。バーラ・クリシュナは幼児のクリシュナを意味し、ラッドゥー・ゴーパーラと呼ばれ愛されています。
クリシュナ神は、バガヴァッド・ギーターで教えを説く偉大な師の姿から、牛飼いの乙女たちと戯れる愛に満ちた姿、そしてフルートを奏で人々へ喜びを広める姿など、さまざまな姿で描かれます。そんな中、バターをあちらこちらから盗んで食べる、いたずら好きな愛らしい子どもの姿で描かれることがあります。
牛飼いの乙女たちが作るバターを盗み続けるクリシュナ神に、母親(養母)であるヤショーダーは尋ねます。「どうしてバターを盗むのですか。」そしてクリシュナ神はこう答えたといいます。「バターを盗んでいるのではありません。牛飼いの乙女たちの心を盗んでいるのです。」
牛飼いの乙女たちは、クリシュナ神のためにバターを作り続けました。こうして乙女たちの心は、常にクリシュナ神のもとで喜びにあったといわれます。
クリシュナ神は、帰依者たちへ喜びを与えるためにこの聖なる地に現れたと言われます。多くのリーラー(神の遊戯)を行い、帰依者たちを常に魅了し、彼の愛の中へ引き込みます。このクリシュナへの愛が、帰依者たちを手の届かない喜びに導くと言われます。
サイズ:約4.5cm×約4.5cm
材質:メタル
※インド製のため作りに粗い箇所がございますので、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。